唇と乾燥



唇は顔の中でもとりわけデリケートな部分になります。

皆さんの中にも冬になるとかさついて皮がむける口紅を塗ると痒くなってしまうという人は多いと思います。

唇の角質層はとても薄くて、その分潤いを保持する細胞間脂質やセラミドも少ないのです。

そのため小出力は顔の他の部分に比べて低くなります。

しかも毛穴がないので、潤いの元となる皮脂の分泌もありません。

乾燥に対してとても弱い部分といえるでしょう。

新陳代謝のサイクルも通常顔の皮膚は28日から30日であるのに対して、たったの数日と非常に短いのが特徴になります。

その分日向やわらかく刺激を受けやすい状態になります。

唇には顔の他の部分以上にリップクリームなので潤いを与えて保護してあげることが大切になります。

また口紅を落とす時にゴシゴシこすったり落ちきっていないままにしていると、それが刺激となってしまい接触性皮膚炎の元になってしまうので気をつける必要があります。

アイメイクと同じようにポイントメイク用のクレンジング剤をコットンにたっぷり含ませ抑えるようにしてからそっと拭き取るようにするといいでしょう。

セラミドと乾燥

皮膚表面の角質層は角質細胞がレンガのように積み重なってできています。

そして細胞と細胞の間をセラミドを主成分とした細胞間脂質が満たしてセメントのようにつなぎ合わさっています。

この細胞間脂質こそが潤いの元となります。

つまりセラミドの量が多いほど肌は潤っていて、バリア機能がしっかり。と働いている健康な状態になるというわけです。

最近の研究では皮膚表面の pH が弱酸性の時にセラミドの合成が促進されることがわかってきています。

しかし、汗をかいたままにしていたり、汚れがついていたりする肌がアルカリ性に傾いてしまっていますので、洗顔は単に汚れを落とすだけではなくて潤いの元であるセラミドを作り出すためにも大切なスキンケアといえるでしょう。


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